広島県の土地相場価格
国土交通省によると、2023年度の広島県は土地相場価格が前年度よりも0.6%上昇しています。特に広島県内の都市部では、高級住宅街やショッピングモールなどが建設されて都心へ通勤する住宅地としての魅力が高まり、土地価格が高騰しているようです。
注文住宅を建てる際には、土地価格相場の事前リサーチが重要です。日興ホームでは土地探しの段階からサポートできるため、注文住宅を建てるために必要な全体の予算を組んで合理的な計画を立てられます。
希望する地域の物件を比較しながら見ると、ある程度の相場を把握できます。広さや駅からのアクセス、建築条件などを考慮したうえで、地域ごとの相場を比較してみましょう。希望地域の土地価格相場を把握しておけば土地探しをスムーズに進めて、より理想的な注文住宅の計画を立てられるでしょう。
2023年7月1日時点で、広島市内における住宅地の地価平均変動率は前年度より1.4%上昇していて、全国平均(0.7%上昇)の2倍程度です。土地相場が最も高いのは広島市中区で、県内で唯一100万円台に達しています。
区分 | 令和4年 | 令和5年 | |
---|---|---|---|
広島市 | 住宅地 | 1.2% | 3.2% |
商業地 | 1.2% | 3.2% | |
全国平均 | 住宅地 | 0.1% | 0.7% |
商業地 | 0.5% | 1.5% |
出典:SUUMO広島県の土地価格相場(リクルート調べ)2024年1月9日時点
表示条件:土地面積・駅からの徒歩分数・建築条件指定なし(土地相場の高い順にソートし、上位15位まで抜粋)
・表示している相場価格は「SUUMO」の過去・現在の掲載情報を元に、独自のロジックによって算出しています。
・表示している相場価格は住居専用以外の用途地域(商業地域や工業地域など)も含めた情報を元に算出しています。
・土地の価格は用途地域・古家の有無・前道の幅・土地の形状など様々な要素の影響で変動する可能性があります。
市町村別に人口や増加数を見ると、広島で人気の街がわかります。
人口ランキングや人口増減率の分布図を見て、注文住宅のための土地探しに役立ててくださいね。
広島県の推計人口と人口推移
広島県の推計人口は2023年10月1日時点で2,739,446人です。
広島県内の市町村別人口は広島市が1位で、福山市・呉市・東広島市・尾道市がその後に続いています。
広島県の推計人口|2023年10月1日時点 総人口:2,739,446人
広島県内の市町村別推計人口ランキング|2023年10月時点
広島市内推計人口ランキング|2023年10月時点
いうまでもなく、広島県内の人口ランキング1位は広島市です。そして、広島市内の人口ランキング1位は安佐南区です。広島市安佐南区は、広島修道大学や広島市立大学など、6つの大学と2つの短期大学がキャンパスを構え、地域全体が教育に注力している文教地区として注目されています。
人口が多いのも一因ですが、安佐南区には中学校が14校、小学校が26校もあり、教育への熱心な取り組みが街づくりに色濃く反映されています。
2020年の国勢調査によると、広島県内の人口は広島市が最多で1,200,754人となり、初めて120万人を突破しました。これは広島県全体の42.9%に相当します。
2015年の統計と比較すると、広島県で人口が増加したのはわずか4つの市町だけです。人口増減率の分布図を見ると、その4つの市町が広島市を中心に集中しているのが明らかです。人口増加率のトップは海田町で3.4%増加、続いて東広島市が1.9%、広島市が0.6%、府中町が0.2%増加しました。
注目したいのは人口増加率2位ですが、東広島市については『「広島県 住みたい自治体ランキング」8位 - 東広島市』で後述します。
人口増加率順(H27比)
広島県の「住みたい街(駅)ランキング」1位は広島駅(2023年版)
リクルートより発表された「広島県 住みたい街(駅)ランキング」1位は広島駅(JR山陽本線)です。1位から9位までJR山陽本線がランクインしており、人気の沿線であることが窺えます。広島駅周辺では再開発が行われていて、駅ビルとその周辺広場で工事が進んでおり、2025年の春には新たな駅ビルが誕生する予定です。
「広島県 住みたい自治体ランキング」1位は広島市中区です。広島市中区では新たなサッカースタジアムの建設計画があり、数々の大規模開発プロジェクトが進行中です。これらのプロジェクトは数年以内に完成を迎える見込みで、マンションや商業施設を建設する計画もあります。2位の広島市南区には、先ほど言及した再開発中の広島駅があります。
「広島県 住みたい自治体ランキング」8位の東広島市は、先述した通り「広島県内の人口増加率2位・市町村別人口4位」でもあります。東広島市は、地理的には広島県の中央部に位置していて、広島市に隣接するベッドタウンとしての役割を果たしています。
東広島市の平均坪単価は12.6万円で、広島市内へのアクセスが良い割に割安であることを考えると、東広島市エリアはコストパフォーマンスに優れた選択肢です。日興ホームでは東広島市の物件を多数取り扱っておりますので、ぜひ参考になさってください。
大型商業施設:ゆめモール西条
利便性の高い交通網
大型道の駅「西条のん太の酒蔵」
東広島市の魅力は、広島市内からの通学・通勤が容易であることや、商業施設「ゆめモール西条」のオープンなど、地域全体の発展が期待されている点です。例えば、広島大学の東広島キャンパスは西条駅の近くにあります。西条駅は広島駅から約40分、高速道路でおおよそ30分の距離にあり、広島市内からも通学・通勤圏内といえるでしょう。
新幹線を利用すれば、JR東広島駅からJR広島駅までわずか11分でアクセス可能です。また、道路網も整備されており、山陽自動車道や国道2号線が東西を結び、交通の要所となっています。これらの利便性も相まって、東広島市は魅力的な住環境となっています。
商業施設としては「ゆめモール西条」が2022年にオープンしていて、さらに発展が見込まれています。実は元々、西条町には「ゆめタウン東広島」がありましたが、そこから直線距離でわずか500m程度の場所に「ゆめモール西条」を出店させたのです。
この2つの商業施設はいずれも株式会社イズミが運営していて、「既存の店舗に近くてもさらなる集客を見込めるエリアだ」と判断したと推測できます。
東広島市を地域ごとに見てみると、「広島県 住みたい街(駅)ランキング」7位の西条駅がある東広島市西条町は増加傾向が続き、高齢化率も低水準のままです。
東広島市は若い世代を中心に新しい住民が増えており、さらに発展し続けると予想されるエリアです。実際に東広島市の最新の統計によれば、特に西条地区は人口が安定して毎年1,000人以上増加しています。下記のグラフは西条町における2019年までの人口推移(各年3月末時点)ですが、2023年11月末時点の最新データでは84,156人と、約4年半で6,000人ほど増加しています。
ちなみに、東広島市全体の人口は2019年時点の187,182人から、2023年11月末時点の190,573まで約3,000人以上増えていますが、東広島市西条町においてはその2倍程度の増加です。つまり、東広島市の他の地域では減少している地域もありますが、東広島市西条地区においては著しい増加がみられるのです。
日興ホームがお届けする「土地の基礎知識」は、広島で土地を購入する際に必要な知識をわかりやすく解説した記事です。また、「土地購入の全体の流れ」では、土地の探し方から引き渡しまでのステップを丁寧に解説しています。
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最後に、「土地活用で利用できるローンとは?」では、土地活用における資金調達のポイントや必要な準備、利用条件について分かりやすく解説しています。これらの豊富な情報を通じて、土地選びから活用方法や資金調達まで、土地探しにぜひお役立てください。