- HOME
- 建築実例
- 注文住宅(NICOLAX)の建築実例
- 東広島市 Y様邸
家族にとって不要なものは潔く省き好きなものに囲まれた快適な住まいに
- 注文住宅
- 東広島市 Y様邸
家族にとって不要なものは潔く省き好きなものに囲まれた快適な住まいに
リビングに大きな窓を設けないという選択
縫製作家として活動する奥様。
仕事場が必要になり、マンションが手狭になったことから、戸建てを建てることにした。「アトリエの存在が分かりやすいように」と、家の正面で窓があるのは、窓越しにミシンが見えるアトリエのみ。仕事の来客もあるため、プライベート空間と明確に分けられるよう、リビングダイニングや子ども部屋は2階に設けている。「普通はリビングに広い窓を付けると思うのですが、正面側に窓がないことで、人目を気にせずくつろげるというメリットがあります。それに、正面側は西日が当たり過ぎるので、理にかなっているんです」とご主人は言う。
ニッチや食器棚ラックの他に収納がないのは「ものが少ない、なるべくフラットな空間にしたかった」という奥様の希望を叶えたもの。白を基調にしたシンプルなリビングでアクセントとなっているのが、ご夫婦が気に入って購入したというアンティークの格子扉。「夜はリビングの明かりで廊下に格子の影ができて、きれいですよ」とご主人も笑顔だ。
使わないものや不要なものは潔く省き、快適に暮らす。そんな個性が反映された、Y様ご家族にとって最適な住まいとなった。
奥様の理想を実現した1階のアトリエ。1階はこの他、主寝室や収納、洗面室を設置。写真は住宅の建設中にかけるブルーシートをポーチやバッグにリメイクする奥様の作業風景。
吹き抜けに天窓を設けた明るいリビングダイニング。対面式の広いキッチンの上にものを置かないことで、奥様は「料理が楽しくなりました」と笑顔。
1階ホール。ホールとリビングダイニングは温かみのある無垢の床に。
リビングは勾配天井にして開放的に。梁が空間を引き締めている。
家族で旅行したときなどに各地で集めた器は、あえて造作のオープンラックで見せる収納に。奥様が趣味の陶芸でつくった作品も並ぶ。
リビングダイニングの外側に帰宅後すぐに手洗いができる洗面台を設置。
トイレのクッションフロアはデザイン性の高いヘリンボーン柄を選択。
正面の窓をアトリエのみにしたことで個性的でスタイリッシュな外観に。外壁の色はベージュに近いグレージュを選んだ。写真は、家の前で楽しそうに遊ぶ子どもたち。玄関横にはシンボルツリーのシマトネリコを植えている。木の下に照明を設置しているため、夜には外壁に木の影が映える。
-
家主さんに聞きました
わが家に要らないものは何かを考え、通りに面した窓やバルコニーを省き、あまりお風呂の浴槽に入ることがなかったので浴槽もやめてシャワー室にしたことで、結果的に設備費を抑えることができました。日興ホームさんが寄り添って話を聞いてくださったので、型にはまらない家づくりができ、とても満足しています。
HOUSE DATA
- 設計・施工
- 日興ホーム
- 構造・工法
- 木造(テクノストラクチャー工法)
- 竣工
- 2021年8月
- 敷地面積
- 161.31㎡(48.79坪)
- 延床面積
- 112㎡(33.88坪)
- 施工期間
- 5カ月
- 家族構成
- 4人(夫婦+子ども2人)