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収納のあれこれ

 

家を建てるとき、家を買うとき、引っ越しをするとき

収納を重視するという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は住まいになくてはならない収納について書いていきます。

 

要な収納量はどのくらい?

 

収納があれば物をすっきりと片付けることができますが、

もちろん収納はただ大きくてたくさんあればいいというわけではありません。

では必要な収納の量とはどのくらいなのでしょうか?

建物の床面積に占める収納の割合を「収納率」といいます。

収納率は 収納面積÷総床面積×100 で求めることができ、

目安としては

・戸建て住宅の場合、収納率が13%程度

・マンションやアパートの場合8~10%

と言われています。

ただもちろん、

服をたくさん持っている!という方には 広いウォークインクローゼットが必要ですし、

ミニマリストの方にとっては 大きな収納は無用の長物です。

暮らしのスタイル、持ち物の量に合わせて

必要な収納の量は異なります。

目安だけでなく

自分がどのくらい物を持っているのか、

収納の中にしまいたい物の量はどのくらいなのか、

これらも合わせて

自分にはどのくらいの収納が必要なのかな?と考えてみてください。

 

要な収納を考える際のポイント

 

住まいに必要な収納について考えるとき、

当然ながら気にするポイントは「量」だけではありません。

量以外にもいくつかポイントがあるので、紹介していきます。

これから家を建てたい方、買いたい方、引っ越したい方、

ぜひ参考にしてみてください!

 

「隠す収納」か「見せる収納」か

 

一口に「物をしまう」とは言っても、

外から見えないところにしまいたいものとそうでないものがありますよね。

例えば

季節外れの家電や布団は見えないところにしまうけれど、

本は背表紙や表紙が見えるように扉のついていない本棚にしまう。

このように、ものによってしまう場所を変えることがほとんどだと思います。

 

「見せる収納」にしまうとよいもの

 

・頻繁に使うもの

・インテリアになる/したいもの

 

収納したものが見える状態になる「見せる収納」は、

うまく活用することでおしゃれな空間を演出できること以外にも

ものを取り出しやすいというメリットがあります。

 

「隠す収納」にしまうとよいもの

 

・色やサイズがバラバラなもの

・掃除やメンテナンスが面倒なもの

 

派手なパッケージの洗剤のストックが数種類並んでいると、

なんだかごちゃごちゃして見えてしまう…💦なんてことはあませんか?

見た目に統一感の無いものたちはまとめて隠す収納にいれてしまうと

部屋をすっきり見せることができます。

 

また「隠す収納」は扉などで部屋と仕切られている空間なので、

ほこりが積もったり思いがけない汚れがついてしまったりということが

お部屋の中にある「見せる収納」に比べると少なくなります。

布団や扇風機、ストーブなど、季節によって使わなくなるものをしまうのも

こういったメリットのためですね。

お部屋をすっきり見せるという視覚的な理由だけでなく、

掃除やメンテナンスを楽にするために!という理由でも

しまうものを考えてみましょう。

 

どこに何をしまうか 

 

個人の服を共用の廊下に接する収納にしまう

二階の寝室で使う冬用の布団を一階のリビングの収納にしまう

 

…収納スペースが足りなくて仕方なく、などの事情がない限り

このような収納の仕方はしないのではないかと思います。

 

基本的に、ものは使う場所の近くにしまえた方が便利ですよね。

賃貸の場合や建売物件を購入する場合などでは

変えようがありませんが、

もし自分で間取りを自由にできる注文住宅を考える際は

「この部屋ではこういうことをするから、こういうものがいる」

と、その部屋で使うものを把握して、

それに応じて収納の量や形を考えてみましょう。

 

収納の形

 

収納は何L、何㎥あればいい、というものでもなくて、

「奥行きがありすぎると奥のものが取れない!」

「クローゼット中央に板が入って上下に分かれているからロングコートが入らない」

など、

形によっても使い勝手が変わってきます。

このポイントについても、やはり

「どこに何をどのくらいしまうのか」を把握しておくことが必要ですね。

 

 

いかがでしたか?

今回は収納に関するポイントをいくつかお話してみました。

過不足ない量の収納を設けて、

出したものはその都度元々あった場所に戻して(これがすごく大事です!)、

すっきりしたお部屋で快適ライフを楽しみましょう😊

 

 

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