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【金利の種類③】固定金利期間選択型

家を建てるにあたって、多くの方が検討されるであろう「住宅ローン」。

世の中にはさまざまな金融機関があって、それぞれの金融機関でローンの商品を多数扱っています。

その住宅ローンを組む際に気になるのが、「金利」。

前回まで、「変動金利型」「全期間固定金利型」の説明を行ってきました。

まだの方はまず以下のブログご覧になってから、続きをお読みいただければと思います!

前回までの金利に関するブログ

【金利の種類①】「変動金利型」

【金利の種類①】変動金利

【金利の種類②】「全期間固定金利型」

【金利の種類②】全期間固定金利

 

固定金利期間選択型

今回お話するのは、「固定金利期間選択型」というもの。

これは、前回までの「変動金利」「全期間固定金利」の2つの中間に位置するような仕組みになっています。

金融機関によって様々ですが、3年、5年、10年などの選択肢から選んで、選んだ期間中は金利が固定されます。

一般的に期間の短い選択肢ほど金利は低くなります。

そして、固定期間終了後の流れも、金融機関によって違います。期間終了時に、再度選択肢から何年固定するかを選んでいただく場合もあれば、「最初に選んだ期間が終わったら、残りは変動金利を適用します!」というところもあります。

 

他の金利タイプとの比較

●金利はどのくらい?

まずは、金利の値を他の金利タイプと比べてみましょう。

変動金利は、低金利が大きなメリットでした。それと比較して、固定金利期間選択は少し高めになります。「固定」の安心感を得られるからですね。

ただ、「全部ではなく、一部が固定」ですので、35年や40年すべて固定される全期間固定金利よりは、金利は低くなります。

●「5年ルール」との違い

変動金利には、「5年ルール」があります。

「返済額の上昇を抑えるけど、金利が変わったら利息の割合は変わります。」というもの。

これに対して、固定金利期間選択型で5年を選んだ場合には、その間の金利の見直しはありませんから、利息は一定です。

「変動金利」と「5年固定」の返済の様子だけ見れば同じような動きをとるかもしれませんが、実は返済額の内訳は全然違う可能性があります。

●全期間固定金利型とどう変わってくる?

例えばキリの良い数字で30年、「①全期間固定」と「②10年固定×3回」とで借りたとしましょう。

一般的に、10年固定の方が金利が低いのは先に述べたとおりです。

ただ、金利が変化していくとどうなるでしょうか。

①の場合は、何も影響はありません!最初から最後まで固定されますからね。

一方で②の場合。10年で1セットですから、10年後に金利が上がっていたら2セット目の金利はUPします。逆も然りです。

金利情勢に変化がない、または下がるならば、②の方に分が有りますが、金利が上がった場合は、①の方が良い!となる場合もあります。

これから金利がどうなるのか?ということは、断言できないものではありますが、「これからどうなっていくんだろう」と考えて、より良いと思った金利タイプを選ぶ必要がありますよね。

 

選択肢のひとつに。

変動金利型、全期間固定金利型の2つだけではなくて、今回お話した固定金利期間選択型というのもあります!ということを知っておくだけでも、選択の幅は広がります。

また、変動金利と全期間固定金利を半分ずつ使うなどの「ミックスローン」など、金融機関によってローンの借り方は様々です。

ものすごく多くの選択肢がありますから、「ありすぎて結局良く分からない…」となる方もいらっしゃるかもしれませんが、数ある選択肢を知らないまま、視界が狭いままで決断するのと、色々調べて、いろんなところで話も聞いてみて、そのうえで「これにしよう!」と言うことが出来たら、後悔は少ないですよね。

 

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