奥様は呉市、ご主人は竹原市に勤務する夫婦が望んだのは、郊外で緑を楽しめる、くつろぎの住まい。場所は2人の勤務地の中間である東広島市。周囲を緑に囲まれた自然あふれる団地の角地にある。
光や風を取り入れるために設けたリビングの吹き抜けは、梁越しの窓から周囲の山々の緑を望むことができ、夫婦はこの開放感が大好きなのだそう。また出勤前の時間帯に、朝日がたっぷり入るよう設計されている。構造は高い耐震強度を生み出すテクノストラクチャー工法を採用。快適に、長く住み続けられる安心感を支えている。
普段、食事作りはご主人、掃除と洗濯は奥様と家事分担をしている夫婦。室内干しできる2階の吹き抜けや週末にまとめ買いする食材をストックするたっぷりのパントリー、回遊できる対面式キッチンなど、家事をサポートする工夫も随所に。またご主人こだわりの書斎、奥様が気に入っている洗面所、黒いガルバリウム鋼板の外観など、夫婦それぞれの好みも形にしている。
「私たちのライフスタイルや好みを全て汲み取って形にしてくださり本当に感激しています」と2人ともに満足している。
外観は黒いガルバリウム鋼板にこだわった。グリーンの郵便受けとイエローの愛車がよく映える。家の裏側は木目をあしらっている。
毎日の食事作りはご主人の担当。調理用品や調味料など厳選しながら料理を楽しんでいる。
2階にはご主人こだわりの書斎を。映画を見たりゲームをしたりと、一人の時間を過ごすためコンパクトな空間が落ち着くそう。
キッチンは便利な対面式。アイアンの吊り戸棚によって圧迫感のない空間になった。キッチンの奥は大型パントリー。玄関と直結した回遊できる動線をつくったので、とても便利なのだとか。リビングの奥には畳コーナーも設けた。
トイレのクロスを選んだのは奥様。床のタイル風のクッションフロアがお気に入り。
洗面所のボウルは病院で使っているようなデザインのものをチョイス。朝、2人並んで使ってもゆったり。
2階の吹き抜けにできた空間を物干しスペースに。吹き抜けに上昇した暖気によって洗濯物の乾きが速くて便利。
南東の方角に隣の家があるので日当たりの悪い家になるのではと気にしていたのですが、そんなことを感じさせないくらい明るく開放的なリビングになり、驚きながらも気に入っています。リビングの梁には6つのダウンライトをつけていただきました。照明の方向や調光によって部屋の雰囲気が変わるので、その違いを楽しんでいます。