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2026年の広島の住宅事情 (5年前との比較)

2026年の広島の住宅事情 ─ 家づくりのヒント

広島県の住宅市場はこの5年でどう変わったのか?
金利・建築費・土地価格・着工戸数の変化と今後の住宅建築の視点

 

 

1. 住宅ローン金利の変化と影響

ここ5年、日本の住宅ローン金利は上昇傾向にあります。
例えば、長期ローン代表格の「フラット35」金利を見ると:
✅ 2019年頃:借入期間21年〜35年の金利は概ね約1.17%前後
✅ 2026年1月:同条件の金利は約2.08〜2.19%台(年)へ上昇(長期固定)※2025〜2026年の推移より
SBIあるひ

つまり、住宅ローンを同じ借入額・期間で組んだ場合、返済総額が5年前と比べて数百万円単位で増える可能性が高い状況です。
また、日本銀行の金融政策でも2026年に短期金利を0.75%に据え置きつつ、インフレ動向を踏まえて段階的な引き締め姿勢を示しています。※2026年1月23日報道(Reuters)
Reuters

 

 

2. 建築費(全国動向)

住宅建築費はここ数年、材料価格や人件費の上昇を背景に高騰しています:
✅ 国土交通省関連データなどから、木造住宅の建築費はおよそ5年前に比べて1.4〜1.5倍程度へ上昇していると指摘されます。※一般建設物価指数データより推計
✅ 2024〜2025年では建築費指数が過去最高記録を更新したとの調査もあり、全国平均で木造住宅建築費は5年前の1.4倍へ上昇しました。(住宅建築費指数レポート)
新建ハウジング

これは全国的な傾向であり、広島県でも同様に資材・職人不足の影響を受けており、同じ面積・仕様の住宅を建てる場合の単価が高くなっている点に注意が必要です。

 

 

3. 土地価格の変化(広島県)

広島県内(東広島市)の土地価格は下記のように推移しています:

基準地価(住宅地平均) 変動率(前年比)
2024 (前年比)上昇 +約0.4%
2025 6万2176円/m²(坪単価 約20.5万) +0.40%

また、2025年の公示地価でも住宅地の平均値が前年比で**+1.30%**と上昇しており、特に広島市中心部・近郊での上昇が顕著です。
一方で、近年の長期データをみると「10年間で約微増〜横ばい」の傾向もあり、一部地域では価格上昇率が緩やかに推移する傾向も指摘されています。
広島県の土地価格相場

 

 

4. 住宅着工棟数の比較

広島県の住宅着工数について、2025年時点のデータとして国土交通省統計に基づく月次統計があります:
✅ 2025年11月:新設住宅着工戸数は約1,214戸(前年同月比▲4.0%)
✅ 同統計では、同時期の建築床面積も前年割れ傾向が見られます。

これらは全国的な住宅市場の低調ムードや需要抑制と一致しており、広島県でも着工数の伸びは限定的です。
全国全体では、2025年度の住宅着工戸数は約67.8万戸で前年同期比▲6.9%との見通しも出ています。

指標 5年前(約2019〜20年) 直近(2025〜26年) 主な変化
住宅ローン金利(長期固定) 約1.1〜1.3% 約2.1〜2.2% 大きく上昇
建築費 標準付近 約1.4〜1.5倍 大幅上昇
土地価格(広島県住宅地) 緩やか上昇 年平均+0.4〜1.3% 緩やかだが上昇傾向継続
着工戸数 比較的堅調 やや減少傾向 全国同様、伸び鈍化

 

 

マイホーム計画を進める際の5つの視点

住宅を建てる・購入する際のチェックポイントとしては、以下の視点が重要です:

① 資金計画の見直しと金利リスク管理
金利上昇局面で総返済額が増える可能性があるため、固定金利・変動金利の比較や返済シミュレーションを十分に行いましょう。確実に金利上昇を考慮したマイホームの計画が重要なフェーズに入りました。住宅ローンの専門家やFPに相談することをお勧めします。

② 建築仕様とコストの見直し
建築費が上昇している状況では「断熱・耐震仕様のバランス」や「標準仕様 vs オーダー仕様」のコスト評価が重要です。また、建築費は、建物の規模により大きく変わります。床面積が小さくても広く見せる工夫が重要ですので、空間デザインの意識を持つことが重要です。専門の設計士ご相談されることをお勧めします。

③ 土地の立地と将来価値
広島市中心・近郊エリアでは地価上昇局面が続くため、将来的な資産価値も考慮して土地選びを行いましょう。
通勤時間やのびのび子育てができる環境、老後の生活などを考慮することも大切です。
更に、その町が将来どのように発展するのかを検討し、資産価値のある土地選びをすることをお勧めします。良くあるのが、高齢者の多い団地などの「空き家問題」などです。相続するお子様からすると負の遺産になりかねません・・・。

④ 工務店・ハウスメーカーの比較
見積もりの透明性や施工実績、保証内容の比較はコストだけでなく安心感にも影響します。また、重要なポイントとして「マイホームは、建ててからが重要」ですので、メンテナンス(修繕費)やいざという時の対応のスピードなど、しっかりしたサポート体制がある住宅会社を選びましょう。

⑤ ライフプラン全体との整合性
住宅購入はライフプラン全体の一部。教育費、老後資金、リスク対応(医療・収入低下時)とのバランスを考えて計画することが大切です。

 

 

データ出典

広島県 住宅・土地統計調査(住宅数等)
広島県庁
広島県 新設住宅着工戸数(国土交通省統計)
GDFreak
広島県の地価(基準地価・公示地価)データ
土地価格相場
金利推移データ(フラット35など)
SBIあるひ
建築費指数・建築費上昇解説データ
新建ハウジング
日本銀行金融政策ニュース(2026年)
Reuters

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