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広島(株)スガノさん─「KItoNOKO」の工事を振り返る
広島(株)スガノさん─日興ホームグループ広島支社「KItoNOKO」の工事を振り返る
木造建築の現場で、見えないところを支えている“縁の下の力持ち”。その代表格といえるのが、プレカット工事を手がける(株)スガノさんです。
今回は、広島市西区に完成した日興ホームグループ広島支社「KItoNOKO」の建築を支えたスガノさんの仕事を振り返りながら、現在開催中の「第11回 住まいお宝発見フェア」にも少し触れてみたいと思います。
広島の木造建築を支えるプレカット専門企業(株)スガノさん
広島市安佐北区を拠点に、長年にわたり木造建築のプレカット加工(構造材の切断・仕口加工)を手がけてきた(株)スガノさん。
最新の自動プレカットラインを備えた工場では、ミリ単位の正確な加工を行い、強度・精度・施工効率のすべてを高いレベルで実現しています。
現場での「組みやすさ」や「施工スピード」はもちろん、構造的な安定性や耐震性能を支える重要な工程。その責任感を胸に、同社は地元広島の多くの住宅・施設建設を支えてきました。
「KItoNOKO」に込めた技と情熱
日興ホームグループの新拠点「KItoNOKO」(西区商工センター)は、木造大型建築として地域でも注目されたプロジェクトです。
木の温もりと現代的デザインを融合したこの建物は、「木造の可能性を拡げる」というテーマのもとで誕生しました。
構造の要となる梁・柱の加工では、スガノさんが高精度プレカット技術を駆使。大断面集成材を使用しながらも、建物の美しさを損なわない納まりを追求しました。
工場での加工精度が高いため、現場では組み立てがスムーズに進み、施工期間の短縮と品質の安定が両立。木の香りが漂う空間の基礎を、スガノさんの技が支えています。
「木を知り、現場を知る。その上で次の建築を支えたい」
ーーそんな想いが、KItoNOKOの構造体の中に息づいています。
「第11回 住まいお宝発見フェア」にも登場!
そして現在、広島市内で開催中の「第11回 住まいお宝発見フェア」(10月18日〜20日)では、地域の建築・住宅関連企業が多数出展。
日興ホームをはじめ、スガノさんのように地元の技術力で家づくりを支える企業が一堂に会しています。
来場者は、構造材の展示や最新の住宅技術を間近で体感できるほか、木の香りに包まれた空間で、家づくりのヒントを楽しく学べる内容となっています。
スガノさんも関係ブースで「プレカットの裏側」や「木の品質管理」についての資料展示を行い、職人目線の“本物の家づくり”を伝えています。
まとめ:見えないところに、家づくりの真価あり
建物の外観やデザインが注目されがちな中で、その土台を支える技術者の存在を忘れてはいけません。
日興ホームグループのKItoNOKOが多くの人に愛される空間として機能しているのも、(株)スガノさんのような確かな技術を持つ企業がいたからこそ。
これからも、広島の木造建築を支える職人たちの技に注目しながら、地域に根ざした家づくりを発信していきたいと思います。