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広島支社 建設BLOG NO.39

2025年5月26日
本日より、外部の電気工事が始まりました。主な工事内容は、キュービクル設置工事(受変電設備)、ハンドホール(電気配線の点検用マンホール)、および引き込み電柱の設置工事などです。

まずは、ハンドホールの設置工事から着手しました。
ハンドホールとは、地中配線(高圧電線や通信線など)の分岐やケーブルの接続・保護、メンテナンスのために設置されるコンクリート製のボックスです。要するに、地中配線路の中継点や点検口としての機能を果たすもので、景観の向上や無電柱化が可能になる点が大きな利点です。

また、本日からクロス工事も始まりました。材料も搬入され、クロス職人の方と打ち合わせを行ったうえで、手際よく作業が進められています。
写真の中に「ドイツ製塗装用壁下地 KOBAU」という文字が見えるかと思います。これは、プラネット社の「しっくい塗装」用の下地クロスです。今回の仕上には、通常のクロスに加えて、「フェザーフィール」と「マーブルフィール」の2種類のしっくい塗装と左官仕上げが採用されています。
しっくい塗装と左官工事については、後日、あらためてブログで詳しくご紹介しようと思います。

外部足場も解体され、建物の外観が道路や歩道からもしっかり見えるようになりました。
フェンス際の草が目立ち始めていたため、軽く草刈りを行いました。ほとんどの草は刈りましたが、この建物に似合うと感じた草はあえて残しています。手前にあるススキ系の草も、その一つです。
建物の設計をされた建築家の岩竹さんから、「雑草という草はないよ」と教えていただき、とても感心しました。
この建物は木材をふんだんに使用し、外観もできるだけ自然に近いイメージで設計されていると感じます。人工的に整えられた外構植栽ではなく、建物と自然の草花が調和するような外構が実現できたらいいなと思っています。

ちなみに、こんな草も刈らずに残してみました(笑)。