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広島の狭小住宅でも「窮屈に感じない」3つの工夫

広島の狭小住宅でも「窮屈に感じない」3つの工夫

広島市などの都市部では土地が限られているため、どうしても「狭小住宅」を選ばざるを得ないケースが増えています。
しかし、狭い家だからといって必ずしも「窮屈」になるわけではありません。
設計や暮らし方に工夫を凝らすことで、驚くほど広がりを感じる住空間をつくることができます。

今回は、狭小住宅でも「窮屈に感じない」3つの工夫をご紹介します。

 

1. 縦の空間を活かす──吹き抜け・スキップフロアの利用

狭小住宅は横の広がりが限られている分、縦の空間をどう使うかがポイントです。

例えば、リビングに吹き抜けを設けると、実際の床面積は変わらなくても「高さ」が出ることで、開放感が一気に増します。
また、スキップフロアを採用すると、段差ごとに異なる用途を持たせられ、空間を区切らずに“奥行き”を演出できます。

 

具体例

吹き抜けに大きな窓を設け、自然光をたっぷり取り込む 中2階をつくり、書斎やワークスペースとして活用

天井高を活かしてロフトベッドや収納スペースを設置

 

 

2. 収納を「見せない」工夫──造作家具で一体化

 

狭い住宅で最も悩まされるのが「収納問題」。
物があふれてしまうと、それだけで部屋が窮屈に見えてしまいます。

そこで有効なのが、造作家具を活用した“隠す収納”。
壁面や階段下に収納を組み込み、家具と建物を一体化させることで、生活感を最小限に抑えられます。

 

具体例
階段下を引き出し式の収納 靴や日用品を整理 通路の壁一面を収納にし、動線上に収納を設け、凹凸の少ない空間を実現

キッチンとダイニングを一体化したカウンター収納

ポイントは「家具を置く」のではなく「建物に溶け込ませる」こと。これで視覚的にすっきりし、部屋の広さを感じやすくなります。

 

 

3. 光と色で“抜け感”を演出する──視覚的効果の活用

 

限られた空間でも、光と色の工夫で広がりを感じられます。

自然光を取り込むために、窓の位置や大きさを工夫することはもちろん、内装の色使いも重要です。
明るいトーンの壁や床を選ぶと、光が反射して空間が広く見えます。

 

具体例

南向きの窓だけでなく、高窓や天窓を設けて光を分散させる

白やベージュを基調にし、アクセントで木目を取り入れる

ガラスや鏡を使って視線が奥まで抜けるようにする(内装と外装の仕上を統一感のある素材にする)

照明も効果的で、間接照明を使うことで奥行きを生み出し、狭さを感じにくくなります。

 

まとめ

狭小住宅を“窮屈にしない”ためには、

縦の空間を活かす

収納を「見せない」工夫をする

光と色で広がりを演出する

この3つを押さえることが大切です。

限られた面積でも、設計や暮らし方を工夫することで、広々とした心地よい空間を実現できます。
「狭いから…」とあきらめず、むしろ創意工夫のチャンスと捉えることで、愛着のわく住まいがつくれるはずです。

狭小住宅など家づくりのことなら、広島市西区商工センターの KItoNOKO にお越しください(笑)

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