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プアエンドに徹した私のオーディオ時間 ―「宮甚商店」に魅せられて
プアエンドに徹した私のオーディオ時間
― YouTube「宮甚商店」に魅せられて ―
最近、YouTube で見つけた「宮甚商店」にすっかり魅了されています。高額機材に頼らず、手の届く範囲の工夫で音楽を心から楽しむ“プアエンド・オーディオ”の世界観に共感し、私自身のオーディオ生活にも大きな影響を受けています。
YouTube で見つけた「宮甚商店」
ハイブリッドアンプ「DOUK AUDIO ST-01」
私のシステムの中心にあるのは、真空管とデジタルを組み合わせた
DOUK AUDIO のハイブリッドアンプ「ST-01」です。
コンパクトなサイズながら、真空管ならではの柔らかさとデジタルアンプの力強さが絶妙に共存しています。電源を入れてつまみを回すと、真空管がほんのり赤く光り、その温かさを視覚でも感じられるところが気に入っています。
“これで十分。いえ、これが良いのです。”
そんな気持ちにさせてくれる存在です。
DIY で生まれ変わった ONKYO「D-SX7」
スピーカーは中古のジャンク品として購入した **ONKYO「D-SX7」**です。
そのまま使うのでは物足りず、思い切ってカスタムすることにしました。
まずはバッフル部分を取り外し、
艶消しブラックで丁寧に塗装し直しました。
さらに既製品のダサいサランネットを外し、黒いメッシュを加工し自作して取り付けると、小さな筐体が引き締まり、驚くほど精悍な雰囲気になりました。ジャンク扱いだったとは思えないほど愛着が湧き、音を鳴らすたびに達成感すら覚えます。宮甚さん曰く、見た目が一番で、音質は二の次で良いそうです(笑)。
休日のささやかな楽しみ
休日の朝は、まずコーヒーを淹れながら ST-01 の真空管を温めることから始まります。
お気に入りの音楽を流すと、
D-SX7【改】 が軽快でありながら芯のある音をふんわりと部屋に広げてくれます。
ハイエンド機器のような圧倒的な音ではないかもしれません。
しかし、自分で手を加え、自分の環境に合わせて育てた機材が奏でる音には、特別な近さと温かさがあります。
YouTube「宮甚商店」で語られる
「音楽を楽しむのに値段は関係ない」
という言葉が、いまは深く実感として響いています。
今度は、秋月電子で販売している「北日本音響」300円(8cm)のフルレンジスピーカーを組みたいな・・・(笑)
今日もまた、プアエンドで音楽を聴きます
高価な機材に頼るのではなく、
自分で工夫しながら整えたシステムで、
好きな音楽を心ゆくまで楽しむ。
それが、私にとっての大切な贅沢です。
今日もまた、私のプアエンド・オーディオは、静かに真空管の灯りを灯しながら音楽を奏でています。