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知っていますか?見て楽しい、ごみ処理施設「広島市環境局 中工場」

先日、以前から行ってみたかった「広島市環境局中工場」エコリアムの見学に行ってきました。

広島市南区にある「広島市環境局 中工場」。一見すると美術館のような洗練された建物ですが、実はここ、「ごみ焼却施設」なんです。環境への取り組みと建築美が融合したこの施設は、広島市民だけでなく、全国各地から見学者が訪れる注目のスポットとなっています。

■ 建築デザインは世界的建築家・谷口吉生氏

中工場がこれほどまでに話題を集めている理由のひとつが、その建築デザインです。設計を手がけたのは、日本を代表する建築家・谷口吉生氏。ガラス張りの回廊や、一直線に抜ける展望通路など、工場とは思えない開放感のある空間が魅力です。

施設の中央には、海へとまっすぐ続く「海の見える道」があり、まるで一つの作品のよう。ごみ処理施設という“見えない存在”を、あえて「見せる建築」としてデザインした中工場は、建築ファンにも人気の場所です。

 

お世話になっているクレアワークスさんのHPにも動画で登場しています。

https://crea-works.com/

↑写真は、焼却施設が丸見えのガラス張りの中廊下(エコリアム)

メカ好きの私にとって大好物の焼却炉です。想像を超える迫力に感動しました!

 

ごみ処理の現場を体験できる見学ルート

中工場では、一般の方向けに見学ルートが整備されており、実際のごみ処理の工程を間近で見ることができます。天井の高い建物の中には、ごみクレーンが稼働する巨大なピットや、ごみが燃やされる焼却炉など、普段なかなか目にすることのない現場が広がっています。

ガラス越しにごみの搬入や処理の様子を見ながら、環境や資源の大切さを改めて実感できる貴重な体験ができます。子どもたちの社会見学や自由研究にもぴったりです。

■ “環境”を感じる場としての魅力

中工場は、単なる処理施設ではなく、環境への意識を高める“学びの場”でもあります。施設内には環境に関する展示や、リサイクルに関するパネルなども設置されており、見て・感じて・考える仕組みが整っています。

また、自然光を取り込んだ館内の空間設計や、周囲の海や空との一体感など、訪れるだけで「環境と調和する建築」の素晴らしさを体感できます。

 

↑輪切りになったゴミ収集車もアート作品として展示されています(笑)

広島市環境局中工場へのアクセス

所在地:広島市中区南吉島一丁目51

開館時間:午前830分〜午後515分(エコリアムの見学は自由です)

 

「ごみ処理施設」と聞くと、近寄りがたいイメージを持つ方もいるかもしれません。でも中工場は、「見る工場」「感じる建築」「学ぶ施設」として、新しい視点から環境を考えるきっかけを与えてくれます。

ぜひ一度、広島市環境局中工場を訪れて、建築の美しさと環境への取り組みに触れてみてはいかがでしょうか。

 

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