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【想定】広島市直下地震/岩国-五日市断層帯
【想定】広島市直下地震/岩国-五日市断層帯(地震シミュレーション)広島県で震度7
― 岩国-五日市断層帯による地震シミュレーションから考える ―
今回は、防災クリエイター・タケヒさんが制作された「広島市直下地震(岩国-五日市断層帯)」の地震シミュレーション動画をご紹介します。この動画は、単なる想像ではなく、実在する活断層を前提とした現実的なシミュレーションです。
私たち広島県民にとって、決して他人事ではありません。
広島県は「大きな地震が少なかった」地域?
広島県では、
✅ 震度5弱以上の地震:ここ10年以上発生していない
✅ 震度6弱以上の地震:2001年の芸予地震以降、観測されていない
という状況が続いています。
そのため、「広島で震度7クラスの地震が起きる」と聞いても、なかなか実感が湧かない方も多いのではないでしょうか。
しかし――
もし広島市の直下で大地震が発生したら?
あなたは、その状況を具体的に想像したことがありますか。
南海トラフだけではない、内陸部のリスク
西日本では「南海トラフ巨大地震」が注目されがちですが、実は内陸部にも危険な活断層が数多く存在しています。
広島県および周辺地域には、
✅ 安芸灘断層帯
✅ 岩国-五日市断層帯
など、いつ地震が起きてもおかしくない主要な活断層が複数あります。
特に、
✅ 安芸灘断層帯:30年以内の地震発生確率が高い部類
✅ 岩国-五日市断層帯:発生確率はやや高い部類
と評価されています。
岩国-五日市断層帯と「己斐断層区間」
岩国-五日市断層帯は、次の3つの区間に分けられています。
✅ 己斐(こい)断層区間
✅ 五日市断層区間
✅ 岩国断層区間
今回のシミュレーションで想定されているのは、**広島市のほぼ直下に位置する「己斐断層区間」**です。
この区間では、過去の地震活動の詳細が十分に分かっておらず、発生確率は算定されていません。
しかしそれは「安全」という意味ではなく、**「いつ地震が起きてもおかしくない活断層」**であることを意味します。
想定される揺れと被害の大きさ
岩国-五日市断層帯では、マグニチュード7.1~7.6程度の地震が発生すると想定されています。
この規模の地震が起きた場合、広島市を含む県南西部で震度6強~7程度の強い揺れに襲われる可能性があります。
南海トラフ巨大地震では、広島市の想定震度は「6弱」とされていますが、直下型地震では、それ以上の被害が出るおそれもあるのです。
広島県特有のリスク①:土砂災害
実は広島県は、全国で最も土砂災害警戒区域が多い都道府県です。
土砂災害というと豪雨時を思い浮かべがちですが、大地震によって斜面が崩壊するケースも過去に起きています。
もし大地震が発生した場合、土砂が住宅に流れ込んだり、建物の下階が危険になるといった状況も考えられます。
そのような地域では、
✅ 建物の2階以上
✅ 斜面から離れた部屋
に移動することが、有効な対策となります。
広島県特有のリスク②:液状化現象
広島市などの沿岸部には、軟弱な地盤や埋立地や低地が広く分布しています。
そのため、地震時には、液状化現象が発生するリスクも否定できません。
液状化が起きると、
✅ 道路が使えなくなる
✅ 水道・ガス・電気などライフラインが停止する
といった影響が長期化する可能性があります。
だからこそ、今できる備えを
液状化や土砂災害のリスクに関わらず、最低限の備えとして大切なのは、
✅ 水・食料の備蓄
✅ 家族との安否確認方法の共有
✅ 自宅周辺の危険箇所の把握
✅ 地震時に倒壊しない建物に住む(避難する)
「まだ起きていないから」ではなく、「起きたらどうするか」を今、考えることが命と暮らしを守る第一歩になります。
ぜひ動画を「見るだけ」で終わらせず、今日からできる備えにつなげてください。
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https://www.youtube.com/@bousai_gensai