電気料金の高騰とともに家計へのダメージが大きいもの
ガス料金の高騰ですよね
そもそもガス料金はどのようにして決まっているのか。
一般的なガス料金は「基本料金+従量料金」で決まります。
この従量料金とはガスをどれだけ使ったかによって変わり、「単位料金×ガス使用量」で
計算されます。
単位料金とは「従量料金単価±原料費調整額」となります。
このうち原料費調整額は、原料調達コストの影響を受けて変動します。
そのため、ガスを同じ量使ったとしても原料調達コストが高いときは、
私たち消費者の支払うガス料金も高くなるという仕組みになっています。
大きく分けて2つの要因があります。
1.円安の影響
日本はガスの原料である液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)のどちらも、
ほぼほぼ海外からの輸入により調達しています。ガスの原料を海外からの輸入に頼っている以上、
円安になると調達にかかるコストはかかってしまいます。現在の円安がガス料金の値上がりに
大きな影響を与えています。
2.ロシア・ウクライナ情勢の影響
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の中で、ロシアからヨーロッパへの液化天然ガス(LNG)の
安定供給が崩れました。それにより世界のガス市場の需給のバランスを崩し、
世界的なLNG争奪戦が始まり、価格が高騰しています。
実は2023年1月以降の使用分(2月以降の請求分)からは、電気・ガス価格激変緩和対策事業という
国の負担緩和策が適用されていることから、値下がりに向かいます。ですが、原料価格の高騰や
世界情勢の影響など不安要素もあるため、今後の状況にも目を向けていなければなりません。
とはいえ、お金に換えられないガスの魅力はたくさんあります。
それについてはまたお伝えできればと思います。
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