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家で本を読む ②

もやっとした天気が続きますね…。

外に出たくならないので良いですが。

 

今日オススメさせて頂く小説はこちらです。

 

タイトル:花の鎖

著者:湊かなえ

 

湊かなえさんといえば「イヤミス」の女王と言われており、

イヤミスとは、読んだ後なんだかイヤ~な気持ちになるミステリーのことです。

映画にもなった「告白」を読んだ時は、私ももれなくモヤ~とした読了感を味わいました。

私はこういう小説が好きなのでとっても面白かったのですが…笑

 

「花の鎖」はそんな湊かなえさんの、こういうものも書けるんだよ~といった小説に感じました。

この物語には3人の女性主人公がおり、最初はそれぞれ関りのない三つの話が別々で進んでいくのですが、

読んでいる内に妙な共通点が出てきて、最後に全ての伏線をしっかり回収してくれます。

終わりにイヤミス感は無く、すごく気持ちの良い終わり方です。

ジャンルもミステリーではないですね、何になるんだろう…。

また、話の中に建築の仕事に携わる人も出てくるので、なんだか妙な親近感を持って読んでしまいました。

 

人の繋がり、人の行動・決断をとても重要視した小説でした。

ぜひネタバレ無しで読んでいただきたい作品です。

「告白」もそうですが、湊かなえさんの文章はクセがなく読みやすい文章ですので色々な方にオススメです。

 

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