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広島支社 建設BLOG NO.40

2025年5月30日

本日、引き込み電柱の建柱およびキュービクル(受変電設備)の設置が完了しました。キュービクルは、工場で配線などをあらかじめ済ませた状態で設置されており、基礎部分には、後から配線を通せるよう事前に配管が埋設されています。

 

キュービクルの目的は、発電所から高圧で送電されてきた電気を、オフィスビルなどの需要家が使用できる低圧電力に変換し、安全かつ効率的に供給することです。つまり、キュービクルは小規模な変電所のような役割を担っています。

 

ここからは、先日工事が完了したガルバリウム外壁における、こだわりのポイントをご紹介します。

まずは、各階の中間部に設けられた小庇(こひさし)です。下からもよく見える部分のため、丁寧な板金加工が施されています。

また、出隅(ですみ)のコーナー部分も、細身のコーナー役物で仕上げ、すっきりとした印象に仕上がりました。板金職人の技術は本当に素晴らしいです。

 

 

こちらは、タラップの取付部分です。板金職人が最も苦労された箇所であり、凹部に取り付け金具を合わせながら、丁寧に加工していただきました。

 

さらに、こちらは換気フードの取付部分です。フード周りのコーキングが施工しやすいよう、あらかじめ平板で下地を整えてもらいました。コーキングの施工性が高まることで、漏水リスクも軽減されます。

 

最後にご紹介するのは、喫煙場所として設けられる庇部分です。この庇で最も悩ましかったのは、縦樋(たてどい)が貫通する部分の納まりでした。

皆で知恵を出し合った結果、Φ75のUV管より一回り大きいΦ100のUV管を庇に取り付け、その中にΦ75のUV管を通す方法を採用しました。これにより、漏水の心配もなく、美しくすっきりと納めることができました。

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